防衛漫玉日記 一巻
- 作者: 桜玉吉
- 出版社/メーカー: KADOKAWA(エンターブレイン)
- 発売日: 2001/07
- メディア: コミック
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一言で要約すると、「30代前半おやぢの日記漫画」と言ったところか。
サイパンに行った話とかバンジージャンプとかワカサギ釣りに行ったことなんかをネタにして、おやぢどもの行動をおもしろおかしく描いている。
例えばサイパンの海で遊んでいるときなど、
そして、少々冷えてきたので
二十年ぶりに放尿をした。
”爽快だ。”
本当に来て良かったと思う。
もうここで爆笑した。
しかし、普通ならここで終わっても良いのに、これだけでは終わらない。
私はこの素敵な気分を分かちあいたいと思い ヒロポンに
「お〜い。尿をしたよー!」と言ってみるが、
ポンコツCDウォークマンで何か聴いているようで伝わらなかった。かわりに いつの間にかいた 日本人女性に伝わってしまい 嫌な顔をされる。
放尿だけでバカすぎて笑ってしまうのに、追撃がちゃんとある。(本当はこの後さらに追撃があるのだが)
なかなかこの辺はうまい。
また、この漫画は異様に文章量が多い。
文章量のため、結構ボリュームあり、読むのに結構時間がかかる。
ところで、小林よしのりの漫画も文章量が多いが、あれは漫画というよりも文章がメインと言った方がよく、文章を見ずに絵だけ見ても何だか解らないのだ。絵だけではあの本は成り立たたず、漫画と言うより、漫画的な評論文と言ったところ。
一方で慢玉日記の方は文章を見ずに絵だけ見たとしても、だいたいの流れが解る。
文章は絵を引き立たせ、作品自体にボリュームを持たせるためにある。
あくまで「文章の多い漫画」なのだ。
続きとして防衛慢玉日記2巻(2巻目で完結)、さらに続編として幽玄慢玉日記(1〜6巻)がある。
つづきが非常に楽しみだ。