銀牙伝説ウィード ☆☆☆★

今日、バイトの給料振り込んでもらうために東京三菱に口座作りに行き、そのついでに古本屋に行ったら、こいつが1〜30巻まであった。これがヤバい。出てくる奴がみんな熱い。
「あいつのために死ねなくて、どこが男か!」
「俺は『生き延びる』ことばかり考えていた。『生きる』ことを忘れていた。お前たちがそれを気付かせてくれた!」
…もう熱い熱い。そんだけストレートに心に突き刺さる言葉が多い。ここで言ってもその部分のおもしろさは伝わらないので実際に見てもらいたい。
構成としては、基本をおさえた人情もの+ウィードの成長がおもしろさの主軸。次々にウィードのものに仲間が集まってくることで集団自体も成長する。思ったんだがこれって水滸伝だよな? 違うのは人間が犬になってる点。様々な場面で人間が干渉しており、重要人物の傷を治したり、問題の原因となったり、争いの中断になったりと忙しい。
でも、やっぱりキモは「熱さ」。「ウィード」は型にはまってると言えばハマってしまっているし、あまりに現実味に欠ける設定にうんざりするときもあるだろうが、この「熱さ」にはまることができれば非常に楽しめる。
俺はこういうの大好きなので1〜30巻を「帰らなきゃ」と思いつつ、ぶっつづけ5時間読んでしまった。おかげでいまだに首が痛い。