今日寝込んでいたときに見た夢

ふと気付くと、古代中国の屋敷の中にいた。自分はどこにいるのかわからないが、6〜7歳くらいの少女が手のひらから血を流し、うつむいている。気を失っているのだろうか。特に怪我をしているわけではないので、血ではないのかもしれない。
周りを見渡すと、古代中国の衣装をまとった人達が、皆、少女に対して祈りを捧げている。イスラム教徒のように、正座の状態から床に突っ伏した形だ。少女はいけにえか何かなのかもしれない、と思った。
ふと、少女が目を覚ました。
身の危険を感じた少女は、いそいで近くの階段をかけ下り(何故か祈りを捧げている人は気付かない)、下の階の事情を知らないおばさんに保護された。ただ、その少女は予知能力みたいなものを持っており、おばさんに保護された後も、そのいけにえの儀式関連のおっさんが少女の命を狙いに、良い人ぶって近づいたりするものの、近づいていった後のイメージが手に取るようにわかるので、うまいこと危機をかわした。
ちなみに、儀式の時に本能的に解ったのだが、そのイケニエでは少女が”死ななければならなかった”らしく、どういう理屈でかは解らないが、普通は死んでるような状況だった。この少女のときだけ例外が起きて、死ななかった。「予知能力」はそのせいなのかもしれない。
そして、予知能力をうまいこと使って、向かってくる刺客を巧みに回避…なんてどっかの小説みたいな展開にはならず、予知能力が強力になりすぎて、そういう人間に出会う以前の状況すら予測して、結局何の物語も生まれなかった。せいぜい、みじかな友人に能力を使って、ささやかな危機回避を行い、ささやかな一生をおくったそうだ。
(ここいらでスキージャンプの夢に移ったはずなので終了)