ウェブ進化論 ☆☆☆☆
- 作者: 梅田望夫
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2006/02/07
- メディア: 新書
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ネット上で『web2.0』という見慣れない言葉がちらちらと目に入っていたので、どういうことなのだろう、と色々調べてみたらこの本が詳しいらしいということなので早速読んでみた。
花見川のように、インターネット中毒じゃない人達は「ネットで出来ることは一通り出来るようになった」とか「ネットはもうこれ以上発達は無いんじゃないか」とお思いかもしれない。だが今、ドラゴンボールの『超サイヤ人』から『超サイヤ人2』へ変わるくらいの大きな変革がこの業界に起こりつつあるそうだ。それがどうも『web2.0』らしい。
例を挙げると、『Wikipedia』、『ブログ』、『Youtube』、『フォークソノミー』、『amazon』、『Google』がそうだ。これらの利権を巡ってアメリカでは大きなルールの変革が起こっているそうで、日本でもYoutubeの著作権問題が浮上している。早い話、最新のIT事情がどうなっているかをまとめた本がこの「ウェブ進化論」なのだ。
これらの「web2.0」がどれだけ凄いのかは実際に本を手にとってもらうことにする。じゃないと、感想じゃなくて解説になっちゃうし。というかアレだ、ブロガーにとっては(特にはてなダイアリー使ってる人には) かなり嬉しい本なんじゃないだろうか。実際俺は嬉しかった。自分が「web2.0」に自然と触れて使いこなしていることに改めて気付かされて、しかも自分が「web2.0」の構成員として、ネットそのものに何らかの還元をしていることが解るからだ。
また、実にやる気の出る本でもある。
というのも、10代〜20代に「君達はまさにweb2.0そのものだ。」とすんごい期待しているわけですよ、著者の梅田先生は。べつにこっちの業界の人間でも無いのに、web2.0は利用者自体に意味があるから、自分自身にも意味があるような気がして非常にやる気が出てきたりする。そのせいか、妙にやる気が出てきてSE関連の会社に面接しに行ってしまった次第。まあ他の業種も受けるけど!!(ややキレ気味で)
ともかく、情報系の学生は絶対見た方が良い本。若い技術者もだな。
見ないといろいろ損すると思う。