義経さんへの反論

REQUIEM 4 DEAD - テキストサイト≒罵倒芸なの? マジで? そうなの?

ども、「戦意」時代から拝見させていただいてます。


[*資料][社会][Net]今更だがブクマ。というのも、『テキストサイト界隈』の人達と『はてな界隈』の人達との対応の違いが明確に出ているから。はてな≒綿密な批判  テキサイ≒罵倒芸
このブクマ自体は「時期も過ぎているし、批判にもならないだろうな。」と思い、自分用のメモとしてコメントしました。誤解の無いように言っておくと、「はてなテキストサイト」なんて認識は一切持ち合わせていません。むしろ逆ぐらいの認識。じゃあ何で『はてな≒綿密な批判 テキサイ≒罵倒芸』というコメントを書いたかと言うと、『罵倒芸』という言葉をポジティブな意味で使ったんです。

議論作法のちがい

はてな周辺で議論になった場合、
基本的には紳士的に、まじめに議論するのが通常。ブロガー同士、一対一で戦うようなイメージでお互いどちらかが納得、もしくは飽きたら終了。勝ち負けは勝手に周りで決めればいいんじゃない?というスタンスが多い。(もちろん例外もある) だから必要以上のdisは行われないことが多いし、周りから批判される。純粋に「論」を求めるケースが多いので文の装飾も少ない。いうなれば「くそまじめ」っていう意味で「綿密な批判」という言葉を当てたわけです。


次にテキストサイト周辺で議論になった場合、
もちろん相手の論理自体を扱うことも重要なのだけど、それ以上に周りをどれだけ納得させられるか、もしくは楽しませられるかがけっこう重要だった気がする。プロレス的、とでも言うんだろうか。テキサイ界隈だと理不尽な相手であれば必要以上に罵倒するのも、周りを楽しませるのならアリだったし、批判のための批判もそれでおもしろければアリだった(今でもあるにはあるけど少ない) だから文の装飾が重要になる。論の無い批判、いわゆる『中傷』と言えるようなモノでも、その文章力でおもしろいモノに変えたり、笑えるようなモノに変えたり、ただ読んでいて心地良いような文章に変える。これはすごいスキルなわけだから、『中傷』って言葉ではなく、『罵倒芸』という言葉を使ったんです。文字通り「一芸」という意味で。
テキストサイトこのエントリの「ブログ」と「2ch」の中間と位置付けるといいかもしれません。

kiya2014さんの件について

おそらく義経さんは、ここのブクマコメントを見て、ブックマーカー達がtragedyさんを批判したように見え、その誤解が解けてないからこそ、花見川のブクマコメントが批判に見えたんじゃないかなあと思うので、kiya2014さんに関することを少し。


簡単に言うと、kiya2014さんは『ヲチ対象』です。


kiya2014さんのことを調べている最中に、義経さんのエントリがあったのでブクマしておいたのですが、kiya2014さんは「いきなり人のブログに現れて、とんでもなく鋭いコメントを書いたかと思えば、ネタにマジレスしてみたり、まったく見当外れのコメントを書くこともある」という、例えれば『魔神のかなづち』みたいな人なんですよ。ある種のファンが相当数いる。だからあのブクマコメントはtragedyさんを批判してるんじゃなくて、ほとんどがkiya2014さんへの皮肉なんです。「本当にどこへでも行ってdisるな(嘲笑)」みたいな。
だからactivecute氏が言った「kiya2014君を批判するなんて。氏ねばいいのに」ってのは「kiya2014ざまあみろ。tragedy氏GJ!」って意味だと思います。ブックマーカーってそこまでバカじゃないかと。

テキストサイト的かブログ的か

テキストサイトはてなの違いはそりゃ数学の定義みたいに明確じゃありません。根っこだって同じでしょう。
ただ自分が考えたかったのは、かつてテキストサイト界隈が持っていた特長と、今のはてな界隈が持っている特長との比較。同じ時系列での『横軸』の比較ではなくて、異なる時系列での『縦軸』での比較をやりたかったんです。これは同じとは言えないでしょう。
ブログ的(敢えてはてな的ではなく、ブログ的と言わせていただきます)かテキサイ的かと言った違いを考えると、簡単に述べるならブログは『評論・ニュース的』で、テキストサイトは『小説的』といった違いがある。*1そういう異なる特徴を持ったコミュニティ内だと、交流するときの作法なりなんかが変わってくる。そこを調べたかったわけです。
だから、テキストサイト全てが罵倒芸だと言いたかったんではなく、上で述べたように「議論の際には『芸』を用いる」といった意味で使ったんですよ。逆を言えば、そういう『芸』を用いる人ははてな界隈では少なめだという意味も。


実際、たった数文字のブクマコメントであれだけのエントリを書ける義経さんは凄いですよ。まさに『一芸』なわけで。はてな界隈(モヒカン族)にはそういうタイプの人はなかなかいない。今回のエントリを書かれた時点でもう『違いそのもの』は出てるんじゃないでしょうか。

*1:もちろん、テキストサイト九十九式さんはブログ的だし、「セックスなんかくそくらえ」のid:noon75さんとか「空中キャンプ」のid:zoot32さんなんかはテキストサイト的だ。そういう例外はある。