Wiiは飲み会とかに便利かもしれない

とか言いつつ、またネットやってる俺。
今日はWiiの話。

痛いニュース(ノ∀`) - 女子高生「Wii?ゲームでテニス?外でやればいいのに」…"Wii祭りは単なるゲームマニアだけの騒ぎ"、とライブドアPJ


さて、この騒ぎに流行に敏感な女子高生はどう反応しているだろう。PJは都内の女子高生に聞いてみたのだが、意外に反応は薄かった。「Wiiは欲しいか?」との質問に、「そういえば今日発売ですよね」とか「あれって本当に面白いの?」といった感じであった。
また、WiiのテレビCMで、Wiiでテニスをやるシーンがあるのだが、それに対しても、「テニスは外でやったほうがいいのに」と否定的な答えが返ってきた。全体的に彼女達の口からは「Wii」に対して終始辛口コメントが続いた。
「テニスは外でやったほうがいいのに」という意見は、一見もっともらしく聞こえるが的が外れている。
少し前のエントリで制限型ゲームと非制限型ゲームに関する論考を書いたのだが、Wii Sportsなどは代表的な制限型ゲームである。

逆に、制限されたゲーム、例えば脳トレあたりは何をやるか考える必要もなく、ただただ与えられたものを享受すればいい。しかも一日やるゲーム量まで制限されている。こういうゲームはまったく時間を使わない。ちょっとした合い間にできるのが利点だ。

しかも、人がやってるのを見れば自分もできるようなモノが多いので、説明書が必要ないほどわかりやすいというのも強みだろう。

逆を言えば、底が浅い、といえてしまうのが弱点と言えば弱点か。


(中略)


『制限型ゲーム』がさらに制限されたものは現実での遊びである。

ボーリング…「転がす」 カラオケ…「歌う」 ダーツ…「当てる」 映画鑑賞…『観る』。実に簡単に説明できる。

このテの遊びは「誰と」「いつ」「どこで」「なんで」「どうやって」という5W1Hならぬ4W1Hの部分が重要だ

制限型ゲームというのは基本的に一人でやるものではなく、「誰と」……他人とのコミュニケーションの媒介として利用されるケースが多い。
その典型例であるWii Sportsは「Sports」という名前は付いているものの、どちらかと言えばカラオケやダーツなどのやや文化系寄りの遊び(コミュニケーション)に近く*1、「『Wii Sports』をやるくらいなら、外でテニスをやった方がいい」という話は「カラオケをやるくらいなら、外でテニスをやった方がいい」と言っているのに近い。
人の好みや状況にもよるので、簡単に比較できるものではないのだ

Wiiカラオケボックスに置くとおもしろいかも

それだけにWiiのゲームは自宅での飲み会あたりで力を発揮しそうだ。
テニスやボウリングは酔っ払ってやるのは危険だが、カラオケやWiiは酔っ払っても出来る。そして手軽に、金もかからずにできる。飲み会の途中で「Wiiでもやるか!!」といって電源を入れるイメージが容易に想像できるのも現在の任天堂の力なのかもしれない。


また、カラオケボックスや飲み屋にWii部屋」を設置するのもおもしろいかもしれない。*2
Wiiのゲームは既存のTVゲームというよりも「遊園地のアトラクション」に近いので、ゲームをやったことがない人でも案外ウケが良さそうだ。酒が入っていれば尚更良い感じに盛り上がれるだろう。新しいビジネスにも繋がるとも思うと、任天堂のおそろしさが多少垣間見える。*3

*1:ダーツはどちらかと言うと体育会系かもしれんが

*2:わざわざ部屋でなくとも良いが

*3:この発案をもし任天堂が予想し、手を回していたら感服するしかない