こないだ親父が俺の家に泊まっていったときに、結婚についての話題が出たのだが、その話がちょっと印象深かった。
父「社会人になってちゃんと所帯を持つことにもなるだろう。」
花見川「んー、結婚かあ……。」
父「やっぱり仕事する上でも家族がいるから頑張れる部分もあるし、こうやって息子と話すこともそりゃあ嬉しいもんだ。子供が面倒見てくれるという保障なんてのは無いし、面倒見て欲しいとも思わん。結婚したとしても人間死ぬときは独りだ。それでも結婚する価値はある。」
花見川「でも、最近結婚しない人って増えてるらしいよ。やっぱ結婚したらしたでお金がかかるし、時間もかかるから……」
父「そんなの男と女の関係しか無いじゃないか……。」（呆れるというより悲しいような表情で）
なんかこの強調部分が妙に耳に残った。「あ、やっぱそうなのか。」っていう感覚というか。
（非モテ界隈のエントリばっか見てたせいで感覚がズレてたせいか、それが修正されてハッとなった、という部分はあるかも。）
２ｃｈあたりの結婚するかしないかの話で「子供に面倒見てもらう」というメリットを出す人がよくいるが、やっぱそういう話って意味ねえんだなって思った。結婚っつーのは後になってから実感できるもんなんだな、と。
それに「そんなの男と女の関係しか無いじゃないか……」っていう言葉も某モテ界隈で「オタクはファッションしろ」だの色々言われてるようなことを一刀両断するような力があるな、と思った。オタクを下に見ていそうな層も結局はその程度の薄っぺらさというか。
俺の中では、非モテもモテも知らないうちに一刀両断してる親父がすげーな、と普通に思えた。まあ親父はモロ団塊の世代なんだけど、２ｃｈとかで「団塊はクソ」とか言われてるが、面と向かって話すと全然そんなことねーなって思う。団塊は団塊なりに戦中世代をすげー意識してて、それに負けないように自己を作り上げてるような感がある。俺らの世代にそんなのが居たのか？っていうと全然そんなこと無いわけだから、うちらの世代のその部分はぽっかり穴が開いてることになる。
まあ、世代間分析はどーでも良いとして、親の話ってのは良く聞いておくもんだと思う。なんつーか、「上から下に継承する」ってことを意識しといた方が良い。向こう側のほとんどは下の世代に何かを継承したくてうずうずしてんのに、うちらが拒否っててもどうしようも無い。考えてもみればうちらにはメリットばっかりなのに何で拒否してんだろ、っていう疑問があるにはあるが……。というか、うちらの世代で「縦のつながり」ってのを強く意識している人間はどれだけいるんだろ。「コミュニケーション力」だの何だの言われて横のつながりは意識されてるけど、上から下に継承するような世代間の縦のつながりってあんま意識されてないよなあ……。
と、まあ書き散らして見た。まとまってないけどいいや、さっさと飯食いにいこ。
