「twitter」から見るWebツールの共通点

この記事の
第1回 Twitterキホンのキホン:先取り! Twitter使いへの道 AtoZ|gihyo.jp … 技術評論社


単に今の自分の状況をつぶやいただけで,それに返事が返ってくる。きっとblogやmixi日記などを書いている方なら,返事が返ってくることの心地良さはご存知だと思います。
この部分見てて、ああ結局は全部反応なのかと思った。



mixiなんぞは最初に「友人から招待」されるから、その集団内であるからこそ物凄く早い反応が帰ってくるし、


はてなブックマークにしても、”直接本人から見えない”、”情報収集という建前”があるせいか、コメントしやすく、結果的に反応の良さにつながり、


2ch増田なんかは、『匿名』を用いて発言責任を極限まで低くしているから発言しやすく、結局は反応の良さにつながるわけで、


ブログとかは、そもそも”ホームページ”に、トラックバック・コメント欄・permalinkを付けて他者からのレスポンスを良くしたものである。



で、今回の「twitter」なんかもう典型的というか、むしろそのレスポンスの速さを追求した感がある




Web上の文章におけるコミュニケーションで最もレスポンスが速いのが「チャット」だけど、いつも相手がいるとは限らない。
だから、SNSとブログの要素を取り入れて「いつでもチャット」にしたのか"twitter"なのか、と解釈。
なるほど、これは確かに流行るわ。




なんつーか日本の技術者の方々は、これの似たもの(もしくは初期のニコニコみたいに乗っかったもの)をさっさと作って、あらゆる場所で宣伝した方が良いんじゃなかろうか。この場合、いちばん必要なのは知名度だから、mixiなり、2chなり、ニュースサイトなり、新聞なり、TVなりで流されるようにすれば流行ると思うんだが、どうだろう?



おまけ:結局twitterって流行るのかよ?

キャズムを越えろ! - おじさん、twitterの何がどう面白いの? 僕にはmixiやモバゲーと一緒に見えるよ...


というわけで、日本では話題にはなるもののtwitterがブレークすることはない、というのが個人的な予測である。もっとがんばってほしいところなのだが...。
ここで自分勝手な予測をしてみると、twitterは最終的には流行ると思われる。(似たようなものが先に流行る可能性もある。)
ただし、3〜5年間ぐらい潜伏してから一気に流行る。


たぶん、W-ZERO3X01HTEM・ONEみたいなスマートフォンが一般にどれだけ浸透するかが問題。
普通の携帯でも「PCブラウザ閲覧可能」ってのが増えているため、”PCネット世界”が”ケータイネット世界”を駆逐する流れにはなるだろう。
具体的には、携帯フルブラウジングに小さな頃から慣れている十代と仕事用にスマートフォンを購入する20代後半〜40代前半あたりに、その間のネットをやってこなかった層が挟み込まれる形になると予想。


でも、Lismoとかの著作権がらみの利権うんぬんで携帯会社がムチャなことやり始め、スマートフォンが流行らなかった場合は、twitterも流行らないと思われる。
そのケースだとtwitterに準拠したmixi補助ツールみたいなものを誰かが作り出すと思うのだけど、それはそれで面白いかも。*1

*1:スマートフォンが流行る前にmixi補助ツールが作られた場合も同じケースになるだろう