ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編

各所で絶賛されている「ひぐらしのなく頃に」が公式HPにて鬼隠し編(プロローグ)が体験版としてプレイできると聞き、早速やってみた。


エロ要素は一切無いものの、最初のギャルゲ的展開というかエロゲ的展開というか、「主人公が女の子に囲まれるの図」という典型的シチュエーションで萎えたのだが、見てるうちに”田舎でのほのぼの学校生活”みたいなものに思わず昔を思い出してしまい、ちょっと癒された。というか、この「癒された」という感覚が後でえらく響いてくるのが相当キツい。




ストーリー展開としては先のことは大方の人が予想できるとは思うのだけど、解っていてもその見せ方に引き込まれる。


喩えで言うのであれば、「頭では解っているのだけど、体で実際体験するものは全く違う」という話をフィクションでやり抜いたタイプの話というか、そういうものであるように自分には見えた。


その体験というのが圧倒的な”怖さ”。
自分なんか怖いものが好きなので、SBMでよくそういうものを収集し、「怖いものとは何だろう」ということもまたよく考える。で、この世で最も怖いもののひとつは「人」だという結論に達したのだけど、それをこの作品は地で行っている。「身の危険を感じる」というのは正にこのことなのだな、と。


蛇足だが、主人公の行動に「いや、それまずい。それまずいって!!!」と心の中でいちいちツッコミつつ、さらには「俺だったらこうする」的なシミュレーションを頭の中で描きながらプレイしている自分自身も面白かったことも付け加えておこう。


何だかんだで1日で一気に終えてしまったが、続きがやりたくて仕方が無い。
カメレオンクラブにて売ってるそうなので、買ってこようかな。