RSSリーダーは"情報収集"手段でなく、"情報処理"手段


ひろゆき@オープンSNS - RSSリーダーを使う理由がわからない


「多くの情報に触れるなんてどうでもいいよ。娯楽のためにRSSリーダーを使ってるだけだよ」って人であればわかるのですが、
「情報収集が重要だと思ってRSSリーダーを使っています」みたいなタイプの人は、
間違った方向に全速力でかけていって、注意をされても間違いに気づかないという、一緒に仕事をしてるとめんどくさいタイプの人の可能性が高い気がしてしまう今日この頃なのです。
ひろゆきRSSリーダーを批判しててこりゃ一体どういうことかと思った。
RSSはブログを読むもの」としか考えてないとこもツッコミ所なのだけど、まあそれは置いておいてRSSリーダーの実用性を考えてみる。



RSSでブログなんざ読まない

自分ははてなRSSNetvibesLivedoor Readerを使ってますが、RSSでちゃんと自分の意見を書いたり、自分の文章書いてるようなあんまりブログは読まないですね。
むしろRSS使って読むのは2chまとめブログとニュースサイト、及びニコニコ動画の検索結果がメイン。


ちゃんとその人の味が出てるようなブログやサイトであれば、他のエントリと意味付けて書いてたりするケースもあるから、他のブログとのエントリを混ぜこぜにして表示するRSSは”風情が無い”と言ってしまえば確かにそうかもしれない。事実、自分もそういうサイトはアンテナに入れて読んだり、直接URLを打ち込んで見に行ったりしている。
でも、ニュースサイトや2chまとめブログのように「定期的かつ頻繁に新鮮なフィードが収集できる」ようなサイトであればRSSリーダーは非常に便利だったりする。さらにニュースサイトに関して言えば、「情報のみ」が欲しいわけで、風情などを考える必要など無いから、大量のサイトを一箇所にまとめて購読できるRSSリーダーは重宝するわけです。



"情報収集"ではなく、"情報処理"で真価を発揮

ところで、ニコRSSというものがあります。
これはニコニコ動画の検索結果やタグのRSS出力を行って、検索結果やタグをRSSリーダーで読めるようにするものなのですが、これがとても便利。


自分はニコニコ動画関連の記事をよく書くのだけど、一つのジャンルにおいて2000動画くらいあったりするわけです。
んで、ニコニコ動画で直接探そうとすると1ページ辺り30動画しか表示されないのだけど、RSSリーダー、例えばLivedoor Readerであれば一気に200件表示できたりする。さらに動画を見るにしても、キーボードショートカットが使えるから、「j」「k」で動画を選択して「p」でピン付け、ある程度選択したら「o」でピンを付けた動画を一気に開ける。いちいちマウス使わなくていいのが便利なんですね。


「何か新しい情報を得る」にしても、「ニコニコ動画での特定ジャンルの記事を書く」のが目的の場合だと、ニコニコ動画での検索結果が全てなわけだから、それを全部処理してしまった方が早い。しかし、少しばかり量が多いわけだから「効率良く情報を捌ける方法は無いか?」と考えたときにRSSリーダーが候補に上がってくるわけです。




早い話、「何か記事を書くときに取材場所が明確に決まっている」場合、RSSリーダーは絶大な効果を発揮します




ひろゆきの話だと、どうも「読む側」からの視点のみで、「書く側」視点のRSSの使い方への意識が向いていないように思えてしまう。そこが自分の感じた違和感だったのかな、と。

まとめ

まとめると、

  • ニュースサイトを見るのに便利
  • 2chまとめブログを見るのに便利
  • 量の決まった情報を処理するのに便利

って所でしょうかね。


自分の場合、RSSリーダーは情報処理も娯楽も兼ねてますね。
はてなRSS辺りだとRSS自身がフィードを出してるから、それをさらにLivedoor Readerに読ませたりとか考えれば色々楽しい。


あと、ひろゆきは「検索サイト使ったほうが良い」って言ってるけど、Yahooの検索結果のRSSも出力されているから、RSSリーダーで複数の検索結果をまとめて読んでしまった方が早いんじゃないかな、と思った。




あるもんは有効利用した方が早い気がします。