バランス理論の適用ケースとか

ちょっとメモ。


よく2つのことを対照させて「要はバランスだよ」って話が結構あるんだけど、その2種aとbを使うタイミングってのは実はおおまかに決まってて、多少のゆとりはあるもののaとbを使う順番ってのは(人によって)決まってんじゃないかとか思ったり。
山登りで例えてみれば、山登りは最終的に「最も高いところへ到達する」ってのが目的なんだけど、道によっては”一旦下ってから再び昇る”ような道もあるわけだ。ここで「a:高度を上げる方向へ行く道を行く」「b:高度を下げる方向へ行く道」とおくと、基本はaばっか使って登っていけばいいんだけど、時々bを使わなければ最終的には頂上に到達できないことも多い。さらにaとbの順番間違えると変なところに到達してしまったり、身体能力はあるのか無いのか、通る道すら楽しみたいとか一刻も早く頂上に到達することが楽しみとかいうケースを考えると、それはそれでaとbの順列は変わってくる。
ある種の物事にはこの山登りの例えと似たところがあって、aとbの数(量)だけを考えるバランス理論だけではあんま精密じゃない気が最近している。


また、abだけじゃなくてcやdとかeを入れて要素数増やすという手も考えられるのだけど、個人的には2つが最も考えやすいんじゃないかなと推測。
おそらく、要素数増やしたケースよりも道のりは長くなると思うのだけど、要素数増やして難しくするよりもシンプルに2つのままで考えて解読の回転率を上げた方が最終的には時間短縮につながるんでは無いかな、と。
(溶解平衡の観点から、洗い物は大量の水で一回洗うよりも、少量の水で複数回洗う方がよく洗える、みたいな話。)




ただ、バランス理論というのは自分のよく分かって無い分野や部分に適用して安全策を取るには結構便利だと思うので、その辺りは適用して良いんじゃなかろうか。逆を言えば「よくわかっている人」にバランス理論を説くのは釈迦に説法な気がするので、それが正しいと思うならバランス理論だけでなく何か精密なものが付属してるんじゃないかなと思ったり。*1

*1:これとは別に『精密なバランス理論』を作ったなら話は別。