塩田剛三「合気道修行」

最近合気道やってて、剣と杖ばっかやってたせいか剣と杖が満期というか、体術の練習が足りな過ぎるせいで上達がちょいと止まってる感じ。
その分、土曜日に道場行って乱取りやらの体術やってると1日でえらく上達感があるのがおもろい。


そういえば塩田剛三の「合気道修行」読んだんだけども、あれ良い本だわ。すごくバランス感覚がいいというか。

合気道修行―対すれば相和す

合気道修行―対すれば相和す

合気道やってる人間がどの変で迷ったり、葛藤が出てくるかとかをよく分かってて、それをちゃんと安心させる形で文章が書いてある。
あと個人的に思ったのだけど、塩田さん本当に師匠のこと大好きだよね。たまに「一泡ふかせたい!」とか思ったりすることもあるんだけど、それでも師匠リスペクトで師匠の話ばっかしてて、「あの時に褒められて嬉しかった」と書いてるのは非常に萌える。すごく良い師弟関係だったんだろうな。


で、師匠のこともどんどん書いてるせいもあってか、結果的に2人の達人について知ることが出来るんだよね、この本。
悪いという訳では決して無いんだけど「達人本人が書いてて自分のことだけ」とか「弟子が書いてるけど弟子は達人じゃない」という本が大半の中で、2人の達人についてよく知ることが出来る本って少ないんじゃないかなとふと思ったり。


ああ、あと「座り技や膝行で足腰の鍛錬」ってのは「その手があったか!」感。
(俺がモノ知らないだけではあるが。)