ブロゴスフィアは大きな1枚の板だった

昨日、「各記事の引用元をどんどんつないで図示できたら便利なのになあ。」と思い、頭の中に樹形図っぽいものを思い描いていた。↓のようなやつである。

記事A----→記事B----→記事D---→記事E
          ↓              ↑
          ----→記事C-------------→記事F
               ↓
                --------------→記事G

これなんかに似てんなあ……とか思ったら、ツリー型掲示板そのままだということに気付いた。わかりやすい例で言うとヤフー掲示板だろうか。具体的にはここのようなものだ。


ってことはだ、『ブロゴスフィア』ってのはテーマのない巨大なひとつの掲示と考えることができないだろうか。つまり個々の記事(エントリ)をツリー型掲示板の『書き込み』とみなし、トラックバックは『返信』とみなす。そうすればコメント欄を除き、ほぼやってることはツリー型掲示板と変わらなかったりする。異なるのは”規模”のみだ。
構造の違いをもう少し明確にしておくと、ツリー型掲示板は「テーマ」を中心軸に、さまざまな「人」が集まってくるのに対し、ブログは「個人」を中心軸に、さまざまな「テーマ」が集まってくる、と考えるとわかりやすいかもしれない。


……こう考えると、ブログそのものが如何にも「2chの影響の無いアメリカからやってきました」という構造をしているのがよく分かる。だって『ツリー型』掲示板だしねえ……。日本からブログみたいなもんが発生していたら、間違いなくスレッド型掲示板の影響を受けたものになっているだろうな、と思う次第。