「11月9日 早朝」

どこかのバスに乗ってきて、自宅の最寄のバス停までやってきた。
時刻は夕方ごろ。
自宅の近くに、車ならギアを一速に入れないと上れないような坂があるのだが、その下のほうで、学科の友人のO君がいた。何をやっているのか見ていると、すごく小さい石(長さ2センチぐらい)を上へ向かって投げている。その石はタイ米みたいに細長く、地面に落ちたときに「チンチンチン」と小さな音をたてながら跳ねるのだ。その跳ね方も、スーパーボールみたいに材質がゴムのような物の跳ね方でもなく、銀貨のように金属が跳ねるような様子でもなく、「石」という材質の跳ね方でごく自然だった。
O君はそれらを何度も何度も上に投げていたが、坂の上から転がって戻ってきたり、上の方から飛んで戻ってきたりする。どうも、坂の頂上に子供がいて石を投げ返しているようなのだ。夕日の中で子供達と遊んでいるO君を見て、自分も一緒に混ざろうと思ったら、石が降ってこなくなり、それとともに日が沈み始めた。
暗くなったためかO君は帰ろうとし始めた。俺は、「こんな時間にこんなところにいるってことは家がこの近くにあるのかな。」と思い、
「この近くに住んでるの?」と尋ねたら、
「ああ。○○丘十字路の近く(実在する千葉の地名)」と答えられ、なんだか納得した。
もう日は沈んでいる。
その後、自分は家に帰らず、近くのコンビニでファミ通と小さな何かを買い、今度はセブンイレブンを見つけ、入ったところで目が覚めた。