PT戦闘において前衛、後衛という言葉があるが、時々間違った使い方をしてしまう場合がある。
騎士、アサシン、BS、モンク、ローグなどは、WIZやハンターと比べれば殲滅力は無いものの、高いHPや高いFLEEなどを持ち、ある程度の耐久力を持つ。このようなキャラを「前衛」と呼ぶのは別に悪いことではない。確かにもともと前衛としての能力やスキルが備わっているため最初のうちはそう考えていても問題がない。しかし、様々なPT戦闘を想定していくと、この考え方だけでは足りなくなってくる。
例えば騎士(VIT型槍騎士)とプリースト(DEXプリ)が狩りを行っているとき、騎士は前衛(+殲滅)、プリーストは支援となり、職業と役割が一致するので問題はないが、
WIZとプリースト(VIT型)でコンビ狩りを行っているとき、プリーストが敵の攻撃に耐える「役割」を担うので、この場合はプリーストが「前衛」となる。(正確には「前衛+支援」)
ここを誤解して、「プリースト=支援」と固定して考えてしまうとそこから抜け出せなくなってしまうのだ。PT連携を考える場合には前衛、後衛などの用語は「役割」を意識して使っていくべきだと主張したい。
表で書いてみる
先ほどのコンビを解りやすく書いてみるとこうなる。(ただし、殲滅力の低い後衛のことを「殲滅」と呼ぶことにする。)
前者の場合、
- 前衛…槍騎士
- 殲滅(後衛)…槍騎士
- 支援…DEXプリ
後者の場合
- 前衛…VITプリ
- 後衛…WIZ
- 支援…VITプリ
となる。
また、モンクとローグのコンビだとこうなる。
- 前衛…モンク、ローグ
- 殲滅(後衛)…モンク、ローグ
- 支援…モンク
次に、ヒルクリ持ちDEXWIZとDS型ハンター(低FLEE)の場合ならこういう考え方もアリなのではないか。
- 前衛…FW(ファイヤーウォール)
- 後衛…DEXWIZ、DSハンター
- 支援…DEXWIZ(回復させる、という意味で)
と、まあこんな感じ。
「前衛、後衛といった言葉は役割を意識しろ!」と声高に叫んでみたものの、明らかに「職業=前衛とか後衛」もしくは、「キャラクター=前衛とか後衛」で考えてもらった方がわかりやすい。(しかも自分自身も時々使っているという体たらく。)ただ、こういう考え方もあるよ、ということ風に考えてもらえれば幸いです。
穴の空いた論理ではありますが、このような形で今後用語解説してみようかなとか考えていたり。